今回は、人工知能、機械学習、ディープラーニングの違いを図を使って解説したいと思います。
それぞれの単語は以下のような関係になります。
機械学習は人工知能の一部であって、ディープラーニングは機械学習の一部といった関係があります。
では、それぞれの用語について概略を説明します。
人工知能(AI)とは
人工知能とは「 人間の知能を人工的に作ったもの」です。
よく人工知能=ロボットと考える方が多いですが、
人工知能自体はロボットの頭の中の「プログラム」のこと言います。
なので、人工知能は「知能」全般を人工的に模倣したものとなります。
人工知能全般については以下の記事でさらに詳しく解説しています。
機械学習とは
機械学習(machine learning)とは、人間の学習能力を機械(プログラム)で再現しようとする技術のことを言います。
人工知能(AI)の一技術となります。
機械学習では、機械自身が当たられたデータからルール自体を自ら学習します。
機械学習の種類などは以下の記事にまとめました。ぜひ参照してください。
ディープラーニングとは
ディープラーニングはニューラルネットワークの一種となります。
ニューラルネットワークは人間の脳の構造を人工的に模倣したものです。
人間の脳は数百億のニューロンの結合から構成されていると言われています。それを人工的にモデル化ものがニューラルネットワークと呼ばれます。最もシンプルな3層のニューラルネットワークのイメージ図は以下のようになります。
ディープラーニングはニューラルネットワークの層を多層(ディープ)にしたものになります。
層を深くすることによって、難しい問題に対応できるようになっています。
終わりに
今回は簡単にですが、人工知能、機械学習、ディープラーニングの違いについて簡単に説明させてもらいました。
理解してしまえば簡単だったと思いますが、この用語の違いをしておくことは人工知能関連のプロジェクトを行う上では非常に重要なことだと思います。
実際の業務ではさらに人工知能に関する知識が必要だと思います。
そのときにはこのブログの他の記事や、以下の人工知能の入門書をおすすめします。
人工知能初心者に向けて丁寧に説明してくれています。
この本程度のことが理解できれば、機械学習についての大枠をかなり理解してると言えます。
まだまだ、人工知能は奥が深いので楽しみながら勉強していきましょう!では!