経済指標をどうにかデータとして入手したい場合があると思います。
OANDA APIを使えば簡単に取得することができます。
OANDA JAPANで本番口座、デモ口座のどちらかを作成して、以下の記事でアクセストークンを取得してからこれから先をお読みください。
前提
まず、私の環境ですが、
- python 3.8
になります。
サンプルコード
早速、サンプルコードを見ていこうと思います。
import pandas as pd
import oandapyV20
import oandapyV20.endpoints.forexlabs as labs
access_token = "**********************************" あなたのアクセストークン
client = oandapyV20.API(access_token=access_token)
params = {
"instrument": "USD_JPY",
"period": 86400
}
r = labs.Calendar(params=params)
client.request(r)
data = pd.DataFrame(r.response)
access_tokenはご自身のアクセストークンを設定してください。
paramsでパラメータを設定しています。
instrument で通貨ペアを指定します。。例えば、USD_JPYとすれば、アメリカと日本の経済指標を取得します。
periodで期間を指定します。単位は秒なので、
- 3600:1時間
- 86400:1日
- 604800:1週間
になります。
実行結果
pandasに変換しているので以下のように表示されると思います。
market actual region currency forecast previous unit timestamp title impact
0 5.410 4.700 americas USD 5.5 4.720 mn 1598018400 Existing Home Sales 2
1 93 91.700 americas USD NaN 92.600 index 1598364000 Consumer Confidence 2
2 790 791 americas USD 770 776 k 1598364000 New Home Sales 2
3 4.700 7.700 americas USD 4.3 7.600 % m/m 1598445000 Durable Goods Orders 2
4 1000 1104 americas USD 1060 1106 k 1598531400 Initial Claims 2
5 -32.500 -31.700 americas USD -32.6 -32.900 % q/q ann 1598531400 GDP Annualized 2
6 2 15.800 americas USD NaN 16.600 % m/m 1598536800 Pending Home Sales 2
各カラム(主なものだけ)は
- market: 予測値
- actual: 実際の値
- previous: 前回の値
- title: タイトル
- timestamp: 時間
- currency: 対象通貨
になります。
終わりに
今回はOANDA APIとPythonを使って経済指標を取得する方法を紹介しました。
プログラム1つで経済指標データが取得できるのはとても便利です。
OANDAさんには感謝しかありません。
ちなみに本サイトでは、ニューラルネットワークで為替データの予測するプログラムの作成方法などをも紹介していますので、ぜひ見てみてください