どうも、たぬきねこです!
今回は、トレンド系、オシレーター系の両方で使えるRCI(Rank Correlation Index)について紹介します!
RCIはトレンド系、オシレーター系の両方で使える便利な分析手法です。
詳しく解説していきます。
RCIとは
RCIはRank Correlation Indexの略で、日本語で言うと順位相関指数と言います。
RCIでは、時間と値動きの相関関係を調べるための分析ツールです。
つまり、時間がたつにつれて、値も上昇すれば、正の相関がある。逆に時間がたつにつれて、値が下落すれば、負の相関があるという形で教えてくれます。
例をまずは見てみましょう。
Trading Viewで見ると以下のようなものになります。下の青のグラフがRCIです。上昇トレンドなので、RCIも高い値になっていることがわかります。
次は逆に下降トレンドの時のチャートを見てみます。下降トレンドでは、RCIは低い値で推移していることがわかります。
なぜ、「順位」という単語が出るかというと、時間の順位(時間が経つにつれて高くなる)、値の順位(単純に高いか低いか)との相関を求めているからです。以下はイメージになります。
まずは上昇トレンドの時です。極端に直線の例ですが、値の順位と時間の順位というのは以下のようなことをいいます。
逆に下降トレンドの場合は以下のようになります。順位に負の相関がある時RCIは低くなります。
名前は複雑ですけど、調べていることは簡単ですね!
数式については、最後に補足で説明しています!
使い方
シンプルな使い方としては、買いシグナル、売りシグナルとして使う方法です。
最初に紹介したTrading Viewのチャートを使います。まず、以下のように、RCIが上向きになった時は買いのシグナルなります。
また、逆に以下のように下がり始めのところは売りシグナルとなります。
実際には複数のRCIを引いて、ゴールデンクロスとかそいうところでエントリーするとかもあります。
おわりに
今回は、トレンド系、オシレーター系で使えるRCIについて簡単に説明しました。
トレンドでもレンジでも使えるのでけっこう便利なテクニカル分析だと思いました!
補足:RCIをもう少し詳しく
RCIの数式と変数の意味は以下のようになります。
一見複雑そうに見えるんですけど、基本的には順位の差\(d^2\)の意味がわかれば大体わかります。この順位の差が大きくなればRCIは小さくなるし、差が小さくなればRCIは大きくなります。