営業職でもお客さんにAIを使った商品やソリューションを提供する際に、ある程度AIの基礎知識を身につける必要があると思います。
今回はそんな営業職の人がAIの概要を理解するための本を紹介します!
(なので、しっかり理解したい人向けではありません。だけど、入門書としては良いと思います!)
結論から言ってしまうと以下の本がおすすめです!
(リンクからamazonのページに遷移します。)
では、この本の推薦理由などをお話していきます。
なぜ営業職でもAIについて知る必要がある?
近年のAIブームで各社とも“AI”を使った商品開発が盛んに行われています。
そのような商品をお客様に紹介する時に、AIの知識がないと質問された時に困ります。
「その商品の中身はどのような仕組みになっているのか?」、「なぜうまくいくのか?」などの質問に適切に答えなければいけません。
また、AIを使った商品の企画立案の際にも、そもそも現状のAIで何ができるのか?何がボトルネックになりそうか等を知っていなければ適切なアイデアも出せません。
そして、お客様の無理な要求を受け入れてしまうなどのトラブルも起こしてしまうかもしれません。
そのため、AIの最低限の知識を身に着けておく必要があります。
営業職に必要な人工知能・機械学習の知識とは?
では、AIの最低限必要な知識とは何か?を説明します。
基本的には、
- AIで出来ないこと・出来ないこと
- AIを使うために必要なこと
- 主要な各アルゴリズム(AI)の簡単な仕組み
などの項目を知っていれば良いと思います。
AIで出来ないこと・出来ないこと
まずAIでできることは何なのか?についてある程度知っている必要があります。
AIは何でもできる魔法の技術ではありません。
人間なら簡単にできることも出来なかったりします。
お客様の要求を取捨選択するためにも、AIをで出来ること、出来ないことは知っておくべきです。
AIを使うために必要なことやデータ
AIを使うために必要なことを知っておくことも重要です。
例えば、近年ブームになっているディープラーニングを使う際にも、大量の成形されたデータが必要です。
実はそのデータを集めるのも作るのも大変だったりします。
このようなことを知っていないと、お客様にデータのあるなしを確認せずに受注していまうなどのミスも発生してしまう可能性があります。
そのため、AIを使うために必要なことやデータも知っておく必要があります。
主要な各アルゴリズム(AI)の簡単な仕組み
お客様からの質問に答える際にも、企画立案の際にも、簡単なAIの仕組みについて知っていることは重要です。
もちろんAIの中身をしっかりマスターしようと思うと数学が必要になりますが、
大枠だけであれば数学は必要ありません。
そして、多くのアルゴリズムの基本原理はシンプルなものです。
なので、大枠の理解であれば比較的簡単にできるはずです。
多少でも頭に入れておけば、必ず役に立ちます。
書籍を選ぶ時の注意点
人工知能を全く知らない人が人工知能に関する本を書いている場合があります。
AIエンジニアと歌っておきながらAIに関することをまったくやっていない人が書いている書籍は要注意です。
そのような書籍ではAIに関することをほとんど書いていない場合があります。
例えば、単純にプログラミングスクールに行ってAIを学んで、AIエンジニアになれましたで終わっている書籍など。
なので、著者の経歴やサイトで知識量はチェックしてください。
おすすめのAI入門書
これまで述べた要素をすべて満たしているのが上述した「いちばんやさしいAI超入門」です。
本の内容
この本では先程挙げた
- AIで出来ないこと・出来ないこと
- AIを使うために必要なこと
- 主要な各アルゴリズム(AI)の簡単な仕組み
がコンパクトにまとまっています。
ディープラーニングの基本から応用までも丁寧に説明してくれています。
さらに近年話題の強化学習についても基本概念を紹介しています。
また、各分野にAIをどのように応用しているか?、応用するか?についても
後半の章にまとまっています。ここだけ読むだけでも営業に使えるのではないでしょうか?
著者について
著者の「大西加奈子」さん(リンクはtwitter)はNTT研究所でAIの研究を現役でしています。
専門は自然言語なようなので、その分野の例が多いです。
現在も研究されている方なので、内容も正確です。
初心者向けの講演もかなりされているので、初心者にわかりやすいように文章も工夫されています。
(私が機械学習を始めたときにほしかった泣)
終わりに
この記事では営業職向けのAIの入門書を紹介しました。
まったくAIの知識がない人も、この本を軽く読めばAIの営業職に必要なAIの知識は身につくはずです。
ぜひ読んでみてください。
では!